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同じ基底同士の内積を計量テンソル
と呼び
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(J.13) |
等と定義される。これを用いれば,共変成分と反変成分を
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(J.14) |
等のように関係付けること(添え字の入れ替え)ができる。
また,
交代記号
(テンソルではない)を
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(J.15) |
と定義すると,例えば
の行列
の行列式
は
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(J.16) |
と書くことができる。
また二つのベクトル
,
の外積
は
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(J.17) |
と成分表示できる。
一方,計量テンソルの行列式を
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(J.18) |
と定義しておくと,
置換テンソル
は
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(J.19) |
と定義される。
これとKroneckerのデルタの間には
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(J.20) |
の関係が成り立つ。
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Iwakuma Tetsuo
Mon, 18 Feb 2013 12:50:55 +0900
: Stardate [-28]8120.80